税理士にはわたしたちの暮らしのパートナーとして、各種税制度など税務の疑問に答えてくれる身近な相談者になります。
わたしたち日本国民は誰しもが納税の義務を負っています。
誰もが何かしらのカタチで納税という行為をしています。
納められた税金は、政府がわたしたちの暮らしがより豊かになるための制度や施設のために使われます。
最近ではやはり社会保障制度に多くの税金が充当される見通しとなっているようですね。
わたしたちが安心して日々暮らしていくための財政基盤となるものが税金であり、そのためのに国民には納税の義務があります。
わたしたち自身の生活の豊かさに繋がるものが、納税なのですが、なかなか税金の制度や仕組みは素人には難しく、詳しく把握しているという方は意外と少ないのではないでしょうか。
誰もが納税者であり、税金を納めているのに、その税金制度に関して正しい知識を持っていない、そんなパラドックスが税金にはあるのです。
そんな現状を改善すべく、各地方の税理士会も対応を行っています。

税理士は実務的には税務相談を受けたり、税務書類を作成したり、本人に代行して役所へ申請に出向いたりする業務を行いますが、社会的な役割としては納税者に納税の意義や意味を説き正しい納税へと導く任務を背負っています。
そのため、最近では小中学生などを対象に租税教育なども税理士会が頻繁に開催しています。
税金の意義や役割、機能、仕組み、租税立法について正しい知識を子どもへ教育することはとても大切なことです。
しかし近年制度や法律の複雑化に伴い、税理士などの専門家による教育の需要が高まっているといえるでしょう。