顧問税理士とは会社などの団体等において、税務事務と経営に関して継続的に指導やアドバイスを行う者のことをいいます。

顧問税理士はそのクライアント先の税務顧問として様々な業務を、クライアント側に立って行うことを強く求められます。

税理士は本来納税の意義を説き、第三者的な立場で健全な納税を助ける役割を担っている士業になります。
しかし顧問税理士となると、少々異なり、第三者というよりは、そのクランアト先の一員として活動するような感覚になると思います。
もちろん当然ですが違法行為には関わることが出来ません。
例えばですがクライアント先が脱税行為をしようとしている際にはそれを是正する役割も担っています。

法人が税理士を雇うメリットとしては、その法人が利用できる税務上や税制度上の優遇措置や節税に関する情報や知識、アドバイスや指導を受けることが可能になります。
しかし実際の所、税務顧問業務、サービス内容は個々に異なっているといえるでしょう。

以前は税理士が顧客を選ぶ時代でしたが、今は違います。
顧客が税理士を選ぶ時代に突入したと言えるでしょう。
選ばれるためには、それ相応のサービスを提供しなければなりません。
そのため一昔前に比べて税理士業界全体のスキルアップも顕著です。
企業と顧問契約を結ぶためには単なる税務業務をただ単純に行っているだけではいけません。
企業の税務顧問業務とは通常の税務業務＋α、そのα部分は税理士次第になります。
資金繰りや融資、経営コンサルタント色を全面に売り出している方もいますし、税理士が税務以外の業務を行うことはそんなに珍しいことではなくなってきています。