オレオレ詐欺に始まる振り込め詐欺はここ最近は縮小化したように思われますが、今度は新たにメールなどのＩＴ機器を利用した詐欺が横行しています。

不特定多数の方へ税理士の名を騙った詐欺まがいのメールが送られているそうです。
内容は還付金があるので連絡をください、そういった内容のものです。
表示されている税理士名が実は登録されていない税理士の名前であったことも判明しています。税理士の情報は公表されているので、怪しいと思った場合は迂闊に返信せずに探索サイトで登録の有無を確認しましょう。

税理士とは時代に適したクリアーな税務行政が遂行されるよう、常に公正な立場でいなければなりません。
国民が平等の負担により、より住みやすい世の中へとするために重要な役割を担っているといえるでしょう。
特にこれから少子高齢化社会を向かえるにあたり、税理士の業務範囲も拡大します。
特に注目されているのが成年後見に関する業務です。
高齢者や知的障害者、判断能力が不十分な方の権利や財産を守るために成年後見人制度というものはあります。
主に財産管理と身上監護になりますが、財産管理部分は税理士のもう得意分野といっても過言ではないでしょう。
財産を整理し各取引先を把握し、違法性の検証や裁判所への報告業務、これらは税理士の基本業務であり、専門性を発揮できる部分になります。
身上監護についても税理士が直接介護に関わるわけではありませんが、介護サービスの締結や必要な制度についての書類作成などバックアップできる部分はかなりあると思います。
人間は誰しもが老いていきます。
尊厳を失わずに安心して生活していくために成年後見制度を始めとする各種制度があります。
税理士を始め各士業と呼ばれる専門家の知識やサポートが必要なのではないでしょうか。